感染症・臨床微生物分野

教授 長尾美紀
日和見感染症、院内感染症の疫学・診断・治療
抗菌薬適正使用
臨床検査医学
https://researchmap.jp/7000008819

「着任の挨拶」をご覧ください。

准教授 松村康史
薬剤耐性腸内細菌目細菌による感染症の診断・治療・感染対策
遺伝子解析を中心とした薬剤耐性菌の疫学・クローン性増殖・伝達可能因子の検討
ニューモシスチス肺炎の臨床像・遺伝子検査
https://researchmap.jp/7000009254

感染症診断と抗菌薬治療の面白さに惹かれて感染症医になりました。感染症の診断は、適切な治療の必要条件ですが、まだまだ十分とは言えません。適切な診断と治療に貢献する検査・診断法の開発、そしてその基礎となる薬剤耐性菌の解析を通じて、感染症診療の質の向上を目指します。菌株解析については、従来から行っている疫学解析研究に加えて、次世代シークエンサーと最先端のバイオインフォマティクスによるゲノム解析を従来の表現型解析手法と組み合わせることで、耐性菌増加の本質に迫り、また新たな検査法を創出することを目標にしています。

講師 山本正樹
ブドウ糖非発酵性菌の薬剤耐性機構
(全ゲノム解析を用いた分子疫学解析)
https://researchmap.jp/7000009389

初期研修、呼吸器内科専攻医を経て、感染症の世界に飛び込みました。薬剤耐性菌が抗菌薬に対する耐性を獲得する様子を研究するうちに、感染症診療に対する理解、特に細菌検査と臨床とのかかわりについての理解が、より深まっていったように感じています。今後も、感染症診療、研究ともに精力的に取り組み、その中で得られた知識を、臨床の先生方や学生の皆さまと共有することで、還元していきたいと考えています。

助教 湯川理己
臨床感染症、ブドウ球菌属

当院へ赴任する以前は、小児科診療、HIV感染症の診療・研究に従事していました。
当教室では、移植領域の感染症診療や、薬剤耐性菌研究に貢献できれば幸いです。

助教 土戸康弘
免疫不全患者の感染症、深在性糸状菌感染症、アスペルギルス属の薬剤耐性サーベイランス

主にベッドサイドコンサルテーションを通じて感染症診療に従事しています。移植など様々な免疫不全に関連した感染症、特に深在性糸状菌感染症に対して臨床・研究の両面で貢献できればと思います。

診療助教 篠原浩
免疫不全患者の感染症
次世代シーケンサーを用いた薬剤耐性菌の分子疫学・薬剤耐性伝播機構の解析
リステリア症の疫学・臨床像の解析

コンサルテーションを中心とした日々の臨床に加え、薬剤耐性菌をはじめとした病原性をもった微生物が広がっていく仕組みの解明を目標とした研究に、精力的に取り組んでいます。また、オンラインセミナーを中心とした教育コンテンツの提供などを通じ、感染症診療の質の向上に役立てるように努力しています。

医員 津田裕介
薬剤耐性菌

グラム陰性菌を中心とした薬剤耐性菌に興味をもち、基礎研究でwetとdryの技術を習得しました。
感染症診療の鍛錬と共に、薬剤耐性メカニズムの解明と解析ツールの開発を目標に研究を行っています。

医員 荒澤壮一

もとは消化器内科医として消化器診療に携わりつつ、B型肝炎ウイルスの研究を行っておりました。 感染症・臨床微生物領域の人間としては日が浅いですが、感染症の診療ならびに制御についてスキルを習得しつつ実務にも貢献していければと思います。

血液・輸血細胞治療分野

講師  新井康之
造血幹細胞移植における、治療成績改善のための新規戦略の確立

感染症や癌、造血幹細胞移植など様々な病態において、白血球を中心とした血液細胞の産生がどのように制御臨床疫学(院内・国内・国際データベース)、基礎医学(動物モデル)、微生物学(マイクロビオータ、ウイルスPCR)、情報工学(機械学習)、薬物動態学(血中濃度)などを組み合わせて、様々な視点から予後予測モデルを作成し、治療成績改善のための新たな戦略を提唱することを目標としています。

血液内科の一員として、移植を中心とした血液内科臨床・研究を行う一方で、検査部(輸血・細胞治療分野)および細胞療法センター(C-RACT)のスタッフとして、院内の輸血・細胞療法全般に携わっております。
この分野において、日本や世界をリードできるよう、本学で培われてきた伝統を重んじながら、臨床と研究の両面において様々な新しい試みを取り入れていきたいと思います。

助教 城 友泰

生理分野

助教 宇佐美清英

助教 西脇修司