IL-6阻害薬使用患者における菌血症の臨床像に関する論文がpublishされました
IL-6阻害薬使用患者における菌血症の臨床像に関する論文がInfection誌に掲載されました。(筆頭著者 篠原 浩 助教)
炎症性サイトカインであるインターロイキン-6(IL-6)の働きを抑制するIL-6阻害薬は、関節リウマチをはじめとした膠原病/自己免疫疾患の治療薬ですが、近年では重症COVID肺炎や免疫チェックポイント阻害薬/細胞免疫療法に伴う免疫学的副作用などに対して適応が拡大しています。しかし、使用中に発症する菌血症の臨床像に関してはよく検討されていませんでした。
今回の研究では、IL-6阻害薬使用中に発症した菌血症47例の臨床像について詳細に解析しました。その結果、発症時に発熱やCRP上昇など、通常菌血症でみられる指標の異常が見られないケースが多いこと、敗血症性ショックなど重症例が多いこと、さらに長期の治療を要する複雑性菌血症の頻度が高いこと、などを明らかにしました。
詳しくは以下の論文をご覧ください。
Shinohara, K., Tochitani, K., Katada, Y. et al. Clinical characteristics of bloodstream infections in the patients receiving anti-IL-6 receptor antibody. Infection (2026). https://doi.org/10.1007/s15010-026-02938-0
https://link.springer.com/article/10.1007/s15010-026-02938-0

