Enterobacter cloacaeの分子疫学・βラクタム耐性に関する論文がpublishされました

Enterobacter cloacae complexは、院内感染で多い病原菌です。正確な菌種同定が困難であること、ESBLのほか誘導性AmpCを有し過剰産生型変異を起こすため、薬剤感受性試験の結果に反し治療効果が得られない場合があるなど薬剤耐性も問題となっています。全ゲノム解析や変異株の解析を通じてその分子疫学や薬剤耐性の実態解明を行った論文がpublishされました。筆頭著者は松尾先生で、京大病院検査部・京都大学大学院在籍時の研究結果です。

Molecular epidemiology and β-lactam resistance mechanisms of Enterobacter cloacae complex isolates obtained from bloodstream infections, Kyoto, Japan

https://journals.asm.org/doi/10.1128/spectrum.02485-24

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