簡易抽出法を用いた場合のLAMP法検査における偽陽性について

簡易抽出法を用いた場合のLAMP法(栄研化学)検査において偽陽性を示す事例が多いため、感染者と誤判定される事例があったためその頻度を定量的に調査しました。

  • 疑い患者の唾液を用いた検討では、全体の1.7%、陽性者のうち18%が偽陽性
  • 疑い患者の鼻咽頭スワブを用いた検討では、全体の0.3%以上、陽性者のうち100%が偽陽性
  • 無症候性者の唾液を用いた検討では、全体の5%、陽性者のうち100%が偽陽性

本検査を臨床検査として用いる場合、結果を慎重に解釈する必要があると考えます。

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